にごり爪の治療は長期戦、冬でも休まず継続を
にごり爪の治療は冬が最適です、なぜなら、気温や湿度が低くなっており、にごり爪の原因菌である「水虫菌(白癬菌)」の活動が鈍くなっているからです。
敵を手っ取り早く、倒すには弱っている時を狙うのが一番です。今回は冬のにごり爪治療で注意すべきことをまとめてみました。
にごり爪とは
にごり爪とは水虫の原因となる白癬菌が爪について症状が発生した状態のことで、正式には爪白癬といわれる病気のことです。
特徴としては爪が白く濁ったり、白い筋が入ったりするので見た目で分かり易いです。
治療しないでそのままにしておくと、爪が厚くなったり変形したりします。
悪化すると爪の周りが炎症を起こして痛みが出たりします。
自覚症状が少ない病気なので放置して悪化しないように注意することが必要です。
にごり爪は白癬菌が多く貯まるので家族に感染させてしまう恐れがあります。
感染力はそんなに強くないため空気感染することはありませんが、湿っていて暖かいバスマットやスリッパで感染する可能性があるため注意が必要です。
にごり爪の治療について
治療については、病院で処方された飲み薬で行うことが基本です。先にも書きましたがにごり爪は自覚症状が少ない病気であるため、気が付いた時には進行してしまっているケースが多いです。
市販されている薬は足水虫用の薬が殆どで、にごり爪にはあまり効果がありません。
症状が進行してしまったにごり爪を治療するには、医師により処方された薬が必要です。
治療期間については個人差がありますが、最低でも爪がすべて新しくなる6か月は続ける必要があります。
個人で誤った判断をして治療をやめてしまうと再発する可能性があります。再発してしまうと、また治療をやり直さないといけなくなってしまいますので、完治するまで継続して治療することを心がけましょう。
冬に症状がなくなっても油断しないで治療を続けよう
冬になると乾燥して気温も下がるため、白癬菌の活動が低下します。
自覚症状の少ないにごり爪の場合はここで完治したと勘違いして治療を中断してしまいがちです。症状がないだけで治療が終わったわけではありませんので、医師の診断を受けてしっかり治療することが必要です。
また、冬は夏に比べて足を清潔にすることがおろそかになりがちです。しかし、ブーツを履くことで足が蒸れてしまい、白癬菌を活性化させてしまう可能性があります。
冬の寒い時期だからこそ足を清潔に保って白癬菌が増えて症状を悪化させてしまわないように注意しましょう。
にごり爪の治療は時間がかかります、長い人では一年間近く治療が必要です。正しい診察を受けて薬を服用し、しっかり治療を行い再発しないようにすることが大切です。
足を綺麗に保つことも忘れいないように注意して下さい。誤った判断で治療をやめるのは厳禁です。